タンニン染めの現場撮影に行く
帆布のキバタは綿の色で少しベージュ掛った白です
これをロール状に300mセットされたジッカー染色機に このタンニンをすり込むのです。 と言っても タンクにタンニン溶液を柄杓で注いで シャフトで輪転する帆布に溶液が付着させるのですが,何度も巻き戻しを繰り返して
均一になるまで続けます。 そして付着したタンニンに魔法をかけます
それが媒染作業です 希望の色にならなければ もう一度タンニンの溶液を染み込ませる作業を繰り返します
天然の材料なので 化学染料の様なレシピで必ず同じ色に上がる訳ではなく
微妙に違いがでるために,手直しは職人の技になります
これは10年以上続けてきた経験が生かされる訳です