岡山倉敷に行く

先日おとずれた帆布を織っている工場さんです

先日 20年は付合っている織物を織る工場に行ってきました
ガチャガチャシャトルが左右に動き やかましい工場ですが ここで出来る帆布を
タンニンで染めるベース生地にさせてもらっています

糸を撚り 機械に設置するまでの ややこしい作業を経て 織機に乗せ 
ガチャガチャ織り始めるまで 意外の行程の多さに 頭が下がりました

しばらく振りにおとずれた工場は 100台近くの機械が休み無く動き
盛況の様です 斜陽産業の代名詞だった繊維業 ほとんどの人が止めてしまったのに
最後に生き残る会社は凄いと思いました

 そこで出来た織物を染める私達 やはりがんばらなければ
流行を求めて忙しく動く人達とは 無縁である事は勇気がいります
 
 改めて 続けることの大切さを痛感しました

あきらめない事です

あきてしまった
あとちょっとなのに,止めてしまう
長くやっていた事なのに
やめる言い訳 やめるタイミングもある
私はしぶといタイプである

長く生きてきたけれど あきらめないで良かった事の想い出
学生時代21歳の夏 長野青木湖のセミナー合宿でのこと

前日マージャンを朝までやって寝不足
午前中,皆で白馬八方尾根まで上る
午後青木湖で泳ぐ事になる もう一名と勇んで湖の中ほど迄
距離にして200m〜300mの沖合に
振り返ると泳いでいるのは私一人,,連れは早々に引き返した様だ
不安がよぎる。 帰れるだろうか? ちょっと水を飲む,,
脚がケイレン
ダメだ! 体が動かなくなって,沈んでしまう
青木湖は水深が深い,底にひきこまれる
ヤバイ,もがいて水面に顔を出して空気を吸い込む
ボウフラ状態になって
同じ場所で沈んだり浮んだりを繰り返す事に
 ここで死ぬんだ,,オヤジやオフクロごめんなさい
そこで覚悟は決まったのですが, もう少し もがく事にしました
しばらく ボウフラ状態を繰り返していると
 冷静になってきました
力を抜こう,ゆったりすると良いかな? 
偶然 近くを通りかかった手漕ぎボートが おぼれている私を見つけてくれたのです

 あの時 あきらめていたら 今の私は無い訳です
 ダメだと思っても,対策を練ってみる
 沈んでも水面に顔を出して息を吸って また沈む
これを続けてるうちに 冷静になれ 見つけてもらえた訳です

短期間に良い結果がたまたま出る事もありますが,世の中そんなに上手くいきません
 あきらめないで じっくり取り組めば人が出来なかった事も出来るかもしれません
がんばってみましょう





連休が始まったけれど,,

5月の花 牡丹 草を取ったり 肥料をあげたり 面倒くさいけれど 咲けば嬉しくなる
回りでは田植えの準備が始まった 花の命は短い 1週間だもの

島根松江の作業が終わって滋賀に帰還。 Matuo Gardenの手入れは3週間ぶりだった
一面雑草に覆われてしまっていた。 予想通りの事とはいえ やはりガッカリ
一日草刈機で歩けるようにしたけれど,流石に昨晩は疲れて ぐっすり
 
今年は綿を植えるのを止めることにした
様々な事が重なって 何かを止めないと 時間が取れない
まず,Gardenの綿栽培をお休みにします

野菜は買うことにします  そして花を植えることに

人まねでは成果は上がらない

最近感じることだけれど 何かをやろうとする場合には
先人達の 進め方を参考にしがちだ
 それでは注目を集められない
誰もやらない事を プラスしてみたい
結果的には 案外同じことをやっていることもあるけれど
まったく同じではない
 
 タンニンで染める仕事も人まねで始めてはいない
柿渋染の失敗や最初の頃のタンニン染めの失敗の上に
現在がある  

 前回の色と同じで無くても良いという 考え方が基本になりました
使用する粉も生物から作る,場所も違う,条件が違えば 同じになる筈が無い
大体同じであれば良い  出来栄えが良いことが条件です
 
今度の上がりは良かったね
こんな会話で現場は安心する

まずは信頼関係を構築する事
問題の解決は 同じ意識を持ってもらうことから。 10年を越える関係から出来上がっている
 お客様重視になりがちな商取引です
でもそのために現場に負担をかけると継続が出来なくなる 私達のタンニン染めは
どちらかと云えば 現場重視となっています
作り手が気を抜けば良いものが出来ないのです

  そして正直に加工することです
化学染料と自然染料をミックスして加工して草木染めと自負する業者が当たり前となりかける現状は悲しい

タンニン染め撮影

タンニン染めの現場です
これがタンニンですよ

帆布のキバタは綿の色で少しベージュ掛った白です
これをロール状に300mセットされたジッカー染色機に このタンニンをすり込むのです。 と言っても タンクにタンニン溶液を柄杓で注いで シャフトで輪転する帆布に溶液が付着させるのですが,何度も巻き戻しを繰り返して
均一になるまで続けます。 そして付着したタンニンに魔法をかけます
 それが媒染作業です  希望の色にならなければ もう一度タンニンの溶液を染み込ませる作業を繰り返します

天然の材料なので 化学染料の様なレシピで必ず同じ色に上がる訳ではなく
微妙に違いがでるために,手直しは職人の技になります
これは10年以上続けてきた経験が生かされる訳です

タンニン工場に行く

写真が必要になりました 簡単なカメラではダメです!との依頼
一眼レフで撮って欲しい  
富士フルムのxt20を買ってしまう
 にわかカメラマンに変身して工場に乗り込みました



継続は力なり 

継続は力なり
東京から滋賀に移って8年が経ちました
意外にも根強くタンニン染めが続きます

時々 持ち出すと 何だか新鮮です
化学染料で染めた それらしい加工の物との違いは
そこです。 染料が生きている と云わせて下さい

化学染料は時が経てば退化するのですから,日ごとに色あせするのです

栗のシブとミモザの粉で染める薄ベージュは 黄色味の仕上がりです。時が経つほどに赤味を帯びたベージュに変わります

散々春から夏に使っていて物入れに眠っていたバッグを今ごろ取り出して見ると,何だかびっくりするほど新鮮に見えるのです。

使い込むと云うより 新しくなった感じでしょうか

半端な生地では歩ずれたり,破けたりしますので
特別帆布でも打ち込みの良い9号帆布と6号帆布で染めています。 それからしっかり打ち込めるシャトル織機で織った物だけに絞っています

何かと価格競争の激しい時代ですが,最上級の素材として認められて来ました

機屋さんも染屋さんも替えない。 洗屋さんも替えません。 そのことで起きる品質のトラブルは起きなく,益々信頼の深まる素材になっています

熟柿の汁がシャツに!

シャツにシミがついた

洗濯をしても落ちません。 漂白剤も効果なし
柿タンニンです。 化学染料なら漂白剤で落ちますが
固着してしまった訳です。
タンニンは媒染剤,,昔は釘や灰を入れて色を反応させ固着させました。
私の進めるタンニン染めも,,同様の効果があり
あれ? もっと濃くしたい,,やり直したい!
等とほざいても,,後の祭りです
この色で我慢しなさいとの神のお告げみたいなもの

結局,,染め職人さまの経験にゆだねる訳です
職人の感です。 料理長のさじ加減です

その年に収穫するタンニン,どこで採れたか?
入荷したものが,前回と同じではありません。

そんな訳ですから,10年も同じ職人と同じ機屋の布を
使っています。 あそこが安いので仕入れ先を変更します,,等と言うことは絶対出来ません

そのような訳で,,最近の上がりのぶれは まず 殆ど
変わらぬ様になっております

 

私のこだわり

好みのこだわり
物を選ぶ時にはこだわる
人と付合う時も 誰でも良い訳ではない
ごまかしの多い人とは付合わない
様は好きな事に集中する
元気は頃は 山に登った カヌーで急流に挑戦した
お陰で今も健康だ

織物の仕事も50年が経過した
”こだわり”は ここでも
やはり天然素材の綿が良い
残念だけれど,綿花はアメリカや中国になる.糸にするには日本だ
機屋さんは岡山倉敷の児島地区 織りは帆布

染める,タンニン染めに”こだわり”
京都の東寺の近くの染工場だ. 古ぼけたスレート引きのみすぼらしい工場
戦後からだから わたしの年齢と同じ程経つ
地下水は伏見の酒と同じだ,,                   その水と イタリーから届くタンニンパウダー
で染めている
京都では柿渋が主流だが,色の感じは日本の伝統色
帆布のタンニン染めは 日本的ではない
洒落た感じに色が動く,,どことなくイタリー的である
これも20年が経過  良い物は 継続する

食にもこだわる
いつの間にか島根でシイタケを栽培することに
即席栽培の菌床栽培ではなく,自然のままに育てる
非能率ながら,香りや触感,うまみが良い
重労働だ  原木の伐採には危険が伴う
機敏な対応には敏捷な肉体が欠かせぬ
ジムで鍛えたりロードレーサーで湖畔を走る

高齢でも自由人でいたい

今日は買い出しと料理

今日の出来事 買い出し
一升瓶は滋賀の酒 香の泉 ネギ 鳥むね肉 大根 木綿豆腐 ブリのアラ
シイタケ カボチャ トマト キュウリ を買ってくる

日曜夕方 スーパーに買い出し
エコバッグでは心配なので(一升瓶です)
永年愛用のエバグリーンワークスの手提げバッグ
を,,長ネギも少しはみ出るくらい.

今晩はブリのアラ煮 圧力釜で煮ると骨まで美味しい
日本酒 香の泉 は口当たりの良い滋賀の酒だ

手提げバッグは かれこれ5年は使っている
汚れたり,シミが入ったりしているがタンニン染の良さが
出てきた. 使い込むとさらに味が出るなぁ!