生地のイメージを言葉にしてみました

生地のイメージを言葉にしてみました

帆布の固い丈夫な表情がしっとり落着いた
コットン素材に変ります。
思わず触れて見たくなる.
肌がすべるような滑らかさが出来て,ごつごつした表面から,
高尚でシッカリ感を残した素材に変りました

これはタンニンパウダーのツルツル感が残っているためです
生地を長時間タンブラーの中で洗い込むので,生地と生地がこすれ合い
少し白茶けた所が全体に出来ました
じっくりと洗い込むために,そこに昔から有るような馴染んだ感じになりました。
不規則な自然の図形(たとえば海の波や砂浜にできる風紋のような)
自然の模様ができました。

色が生きている
色が風化しないで進化します
色に深みがでます

色は見る人の記憶の底に残っています。
数日前の記憶に有る色が,あせないで,生き物のようにわずかに変化すれば
愛犬が日々可愛さを増すように愛着がわきます。

タンニンで色を表現する作業と
出来た素材を長時間洗い込む事
旧式の力織機で極限まで織込んだ帆布
という三つの要素の組み合わせが この生地の素晴らしさです。
しばらく使って飽きたら,捨てないでください
ボックスに押し込んで一年程して再登場させてみましょう
新しい色味のタンニン染ワッシャ-帆布の良さを感じてもらえるでしょう。

この素材を購入頂いたお客様が 自分のカテゴリーの中で,形,用途,色味,異素材を組み合わせていただければ,きっと素晴らしい結果が生まれると,確信しています。 そして,でき上がった商品を購入されたお客様がいつまでも,御愛用される事を願っています

使い捨ての商品ではなく、いつも、そばに控えるパートナーとなるでしょう