債権回収機構との裁判 裁判官は弱いものの味方ではありません

2015年5月3日 オフ 投稿者: hiyoshimaru watabe

2015年4月は気分を入れ替える意味で良い月になった
実は会社を閉鎖する時点で三井住友銀行に1400万円の借り入れ返済が出来ていなかった。したがって会社で借りた借金の保証人は代表者の私がなっていたので、当然返済義務が私になっていた訳です。 当然個人の資産は無く、4年間銀行からの催促に悩まされながら、のらりくらり一銭も返さぬ意思を貫いていた訳です。

銀行も仕方なく不良債権として処理しました
ジャックス債権機構という会社にその債権を売った訳です
取立て専門会社が今度は相手です
半年経ってから裁判所から強制執行の依頼が債権機構から来ていますがどうしますか?という書面が届きました
異議申し立てをとりあえず裁判所に郵送しました
一ヶ月ほどして裁判所から裁判の日時が連絡が入りました
さて、、どうしよう?
夜もおちおち眠れません

知人に相談したら、まず弁護士に相談したら という事になり
電話で聞いてみることに
予想したごとく,自己破産を進められます
破産をするなら、最初からやっている訳で、それをしないで何とかならないか?
その相談なのですがね、、
弁護士もお金もうけの仕事ですから、これが一番もうかる仕事みたいです

覚悟を決めて裁判所に出頭しました
相手は債権回収機構の弁護士です
映画やテレビでおなじみの裁判所の席に着席

私は被告人です
弁護人は雇えません、、心細いこと限りなし
どうにでもして頂戴!覚悟を決めていましたので冷静です

今お金がないので月々2万円なら払います
裁判官曰く;その支払い方法だと一年に24万円10年で240万円です 1400万円を返済するには何年かかりますか?
ざっと計算すると60年はかかります
現在70歳なので130歳まで生きていないと返せません
まあ、そんなバカな問答を展開していました
向こうの弁護士は
一括払いで幾ら払えるか?
その金額が幾らなのか?を探っているように感じました
値切り戦術ですね
相手は30後半の弁護士、私は70歳の世捨人
裁判官;此処で結論は出ないようですから、当事者同士で話し合って、次回2ヶ月後結審できるように話し合ってください

その場は終わり、場外での直接対決
私は金がない訳を説明、相手は少なくとも数百万円で決着したいという感じです
3月末にこちらから出せる金額を連絡しますという約束で別れました。山の中で木を切りながら、椎茸を採取しつつ検討、
ただ、頭に残っていただけでしたけどね

4月になり70万円なら払えます
と連絡をしました
一週間後、会社はそれでは納得しません。
それなら80万円でどうでしょう?
ダメなら、どうぞ強制執行をしてください
返事は数日後にきました。それでは80万円を振り込むことで了承します
4月28日に大津裁判所で結審しました

1400万円が80万円にまけてもらったのです
これは私が高齢だったからでしょう
でも交渉の仕方では
結構負けてもらうことが解りました
弁護士に依頼すれば
こんな事にはいかないでしょう
商売の駆け引きが役に立ったようです
裁判官は弱いものの味方ではありません

この80万円の返済に付いては後日レポートします